住宅ローンの基礎知識Ⅴ 返済比率、収入合算、返済期間
ここでは住宅ローンの返済比率、収入合算、返済期間について紹介します。住宅ローンの返済比率も金融機関の審査の重要な項目で、返済比率が高いと審査に通りにくくなります。返済比率は所得が高くなるほど低くなりますが、返済比率の計算にあたり同居する所得ある配偶者や子どもの収入を合算して計算でき、これを収入合算といいます。収入合算は返済比率の計算だけに使われる概念ではなく、所得総額の検討にも利用されます。ローンの返済期間が長くなるほど支払う金利の総額が多くなりますが、月々の返済額は少なくなり、返済比率が下がります。返済期間の短縮や延長は原則として認められず、また住宅ローンの返済期間には限度があり、借入時、完済時の上限年齢も定められています。