エアペイ(AirPay)の導入方法、導入費用、手数料、使い方、メリット・デメリット、口コミ
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エアペイ(AirPay)は、29種類のキャッシュレス決済に対応したサービスです。
エアペイを導入することで、お店はクレジットカード・QRコード決済、ポイントサービスを1つのアプリで処理することができます。
初期費用は、iPadとカードリーダーにかかる19,800円です。ただし現在は初期費用0円キャンペーン中なので、実質0円で導入できるサービスとして注目されています。
ここでは、エアペイの決済、導入費用、申し込み方、使い方、メリット・デメリット、また導入された方の口コミを紹介します。
1.エアペイ(AirPay)とは
エアペイは3つのサービスを組み合わせることで、29種類のキャッシュレス決済に対応できるサービスです。
・エアペイ:クレジットカード/電子マネー
・エアペイQR:QRコード決済
・エアペイポイント:ポイントサービス
いずれもiPhoneもしくはiPadと専用カードリーダーだけで利用可能です。
さらに月額使用料0円、業界最安の手数料で利用できます。また初期費用はiPadとカードリーダーがセットで19,800円ですが、現在はキャンペーン中なので初期費用0円で導入できます。
1-1.エアペイ(AirPay)の対応決済
エアペイの対応決済は、7種のクレジットカードブランドと12種の電子マネーです。
支払い方法 | 対応決済 |
クレジットカード | ・VISA ・MasterCard ・JCB ・AMERIKAN EXPRESS ・Diners Club ・DISCOVER ・Union Pay |
電子マネー | ・交通系IC(Suica, PASMO, Kitaca, TOICA, manaca, ICOCA, SUGOCA, nimoca, はやかけん) ・Apple Pay ・iD ・QUICPay |
1-2.エアペイ(AirPay)QRの対応決済
エアペイQRは、QRコード決済に対応できるようになるサービスです。エアペイと同時に申し込むことができます。
エアペイQRが対応しているQRコード決済は次の6種です。
支払い方法 | 対応決済 |
QRコード決済 | ・d払い ・PayPay ・LINE Pay ・au PAY ・ALIPAY ・Wechat Pay |
1-3.エアペイ(AirPay)ポイントの対応決済
エアペイポイントは、4種のポイントに1つのツールで対応できるようになるサービスです。
通常はそれぞれのポイントサービスに対応している店舗でしかポイントを貯めたり使ったりできません。
しかしエアペイを導入すれば、対応店舗でなくても次の4種のポイントを貯めたり、使ったりできるようになります。
支払い方法 | 対応サービス |
ポイントサービス | ・Tポイント ・dポイント ・Ponta(ポンタ) ・WAON(ワオン) |
エアペイポイントは、エアペイ申し込み後に別途申し込む必要があります。
2.エアペイ(AirPay)と他サービスの比較
エアペイ | Square | 楽天ペイ | STORESターミナル(旧:Coiney) |
Times Pay | |
初期費用
|
19,800円 | 7,980円 | 18,800円 | 19,800円 | 25,000円 |
月額使用料 | -円 | -円 | -円 | -円 | 1,500円 |
決済手数料 | 3.24~3.74% | 3.25~3.95% | 3.24~3.74% | 3.24~3.74% | 3.24~3.74% |
入金手数料 | -円 | -円 | 0~210円 | 0~200円 | -円 |
解約手数料 | -円 | -円 | -円 | -円 | -円 |
対応クレジットカード | VISA MasterCard JCB AMERIKAN EXPRESS Diners Club DISCOVER Union Pay |
VISA MasterCard JCB AMERIKAN EXPRESS Diners Club DISCOVER Union Pay |
VISA MasterCard JCB AMERIKAN EXPRESS Diners Club DISCOVER |
VISA MasterCard JCB AMERIKAN EXPRESS Diners Club DISCOVER SAISON CARD |
VISA MasterCard JCB AMERIKAN EXPRESS Diners Club DISCOVER |
電子マネー | Suica PASMO Apple Pay iD QUICPay Kitaca TOICA Manaca ICOCA SUGOCA nimoca はやかけん |
無し | 楽天Edy nanaco WAON Apple Pay QUICPay+ iD Suica PASMO Kitaca TOICA Manaca ICOCA SUGOCA nimoca はやかけん |
Suica PASMO Kitaca TOICA manaca ICOCA SUGOCA nimoca はやかけん |
nanaco WAON Suica PASMO Kitaca TOICA Manaca ICOCA SUGOCA nimoca はやかけん |
QRコード決済 | d払い PayPay LINE Pay au PAY ALIPAY Wechat Pay |
無し | 楽天ペイ auペイ ALIPAY WeChatPay (※) |
WeChatPay | 無し |
審査期間 | 3日程度 | 最短翌日 | 3日~2週間 | 2~10日 | 約3週間 |
入金時期 | 最短3日 | 最短翌日 | 最短翌日 | 最短11日 | 最短15日 |
対応OS | iOS | iOS/Android | iOS/Android | iOS/Android | 専用タブレット |
コールセンターの対応時間 | 9:30~23:00 | 10:00~18:00 | 9:30~23:00 | 10:00~18:00 | 10:00~20:00 |
※ALIPAY、WeChatPayについては楽天銀行への申し込みにより利用可能です。
2-1.エアペイ(AirPay)の導入費用
エアペイの導入費用は19,800円です。エアペイの利用に必要なiPadとカードリーダーにかかる費用になります。
ただし、申し込み月の6ヶ月後の月末までに審査に通過すれば、カードリーダー代が0円になります。
2-2.エアペイ(AirPay)の手数料
エアペイの利用にかかる手数料は以下の4つです。
・月額使用料
・決済手数料
・入金時手数料
・解約手数料
ただし月額使用料、入金時手数料、解約手数料の3つは0円です。そのため実際にかかる手数料は、決済手数料3.24~3.74%のみとなります。
なお、2020年4月までに、キャッシュレス・消費者還元事業の加盟店登録を済ませると、2020年6月までの決済手数料が実質2.16%になります。
エアペイ(AirPay)の導入費用、決済手数料⇒公式サイトこちら
3.エアペイ(AirPay)の申し込みから利用開始までの流れ
エアペイに申し込んでから店舗で利用開始できるまでの流れを解説します。
3-1. 申し込み
エアペイのHPから下記の情報を入力して申し込んでください。
エアペイ(AirPay)に申し込む際、個人と法人で必要情報が異なります。
【個人申し込みの必要情報】
・店舗情報
・口座情報
・本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポート、住民票、在留カードなど)
【法人申し込みの必要情報】
・店舗情報
・口座情報
・法人情報(登記簿謄本、営業許可証)
なお、申し込みの際は、同時にエアペイQRにも忘れずに申し込んでおきましょう。エアペイとは別でエアペイQRに申し込まないと、QRコード決済に対応することができなくなってしまいます。
3-2.審査期間、配送期間
審査にかかる期間は通常3日です。審査結果はメール・管理画面で確認できます。審査に通過したら、店舗にカードリーダー・マニュアル・加盟店ステッカー・iPad(希望者)が配送されます。
3-3.初期設定
カードリーダーなどのツールが届いたら、初期設定をします。iPadもしくはiPhoneでエアペイ(AirPay)アプリをダウンロードしましょう。付属のマニュアルに従って初期設定を行ってください。
次にエアペイQRとの連携も行いましょう。別で申し込んだエアペイQRと連携することで、6種類のQRコード決済にも対応できるようになります。
さらにエアペイは、POSレジシステムのエアレジとも連携できます。
エアレジとは、iOS端末で利用できるPOSレジアプリです。アプリ一つでレジ機能、売り上げ・在庫の管理・分析、会計ソフトとの連携などたくさんのサービスが利用できます。
エアレジとエアペイを連携することで、エアペイで処理した支払い情報をエアレジに反映いできるようになります。エアレジを既に導入している場合、同時に導入する場合はエアペイとの連携もしておきましょう。
最後にカードリーダー・レシートプリンターと連携します。エアペイアプリにログインして連携してください。
エアペイ(AirPay)の申し込みから利用開始まで⇒公式サイトこちら
4.エアペイ(AirPay)の使い方
エアペイのお店での使い方を解説します。
4-1.お店側の操作
お店側の操作は、お客さんが使用する決済によって変わります。まずは決済ごとの操作の違いを覚えておきましょう。
【クレジットカード決済の場合】
1.エアペイアプリを開く
2.ホーム画面の「決済」を選択
3.「クレジットカード」を選択
4.金額を入力
5.カードリーダーで読み取る
6.お客さんに暗証番号入力、署名をしてもらう
7.レシートを印刷して決済完了
【電子マネーの場合】
1.エアペイアプリを開く
2.ホーム画面の「決済」を選択
3.「交通系」or「iD」or「QUICPay」or「Apple Pay」を選択
4.金額を入力
5.カードリーダーで読み取る
6.レシートを印刷して決済完了
【QRコード決済の場合】
1.エアペイQRアプリを開く
2.金額を入力
3.お客さんのQRコードを読み取る
4.完了
【ポイントカードを読み取る場合】
1.エアペイポイントアプリを開く
2.支払い金額を入力
3.ポイントカードを読み取る
4.ポイントを「使う」・「貯める」を選択
5.完了
5.エアペイ(AirPay)のメリット・デメリット
5-1.メリット
店舗がエアペイ(AirPay)を導入するメリットは次の3つです。
・対応決済が豊富
・導入費用、手数料が安い
・サポートが厚い
1つ目のメリットは、対応決済が豊富なため、お客さんにとって便利なことです。他のサービスと比較しても、エアペイの対応決済の数は非常に多く、特にポイントサービスへの対応が大きな特徴です。対応決済が多いほど集客力アップにもつながります。
2つ目のメリットは、導入費用、手数料が安いことです。決済手数料以外無料で、決済手数料も3.24~3.74%と業界最安価になっています。また新たな銀行口座を開く必要はなく、どの銀行へも振り込み可能で口座への入金手数料が無料です。ただし、ゆうちょ銀行への振り込みには対応していません。
3つ目のメリットは、サポートが手厚いことです。年中無休のコールセンター、導入マニュアル、初期設定・操作マニュアルなど、エアペイの利用でわからないことがあればすぐに問い合わせできます。
5-2.デメリット
一方、エアペイ(AirPay)にもデメリットが4つあります。
・Android非対応
・入金が最短3日、ゆうちょ銀行への振り込みができない
・非対応の決済がある
・通信回線が必要
1つ目は、Androidに非対応ということです。iOS端末を持っていない場合は、エアペイ申し込み時にiPadの購入も希望するか、別でiOS端末(iPadまたはiPhone)を購入する必要があります。
2つ目は、入金に最短でも3日かかることです。(最短翌日入金のサービスもあります)。またゆうちょ銀行への振り込みできません。
3つ目は、非対応の決済があることです。nanaco、WAON、楽天Edy、楽天ペイなどが非対応になっています。対応決済はサービスによって異なるので、よく比較してください。またクレジットカードの分割払い、リボ払いにも対応していません。
4つ目は、エアペイの利用に通信回線が必要になることです。iPhoneの場合は、キャリア通信が利用できますが、iPadの場合はWi-Fi環境、スマホのテザリングが必要になります。
エアペイ(AirPay)の申し込みから利用開始まで⇒公式サイトこちら
6.エアペイ(AirPay)の口コミ
ここではエアペイを実際に導入した店舗からの口コミを、公式サイトから引用して紹介します。
「店舗側からすると、手数料が下がることがありがたいです。クレジットカードを使えるようになってから、6割ほどの方がカード払いになりました。月単位や年単位でみると手数料だけでもかなりの負担です。エアペイに変えて手数料が下がったことで本当に助かっています。」
「エアペイは操作がシンプルで画面もわかりやすくて便利です。スタッフに操作を教えるのも簡単だし、すぐに覚えてもらえました。店舗側からすると、業務内容を単純化・効率化できるものを求めていました。」
「カード決済比率は、10-20%くらいですのでカード決済がなければ、お客様を取り逃す可能性があるので、Airペイの導入が売上アップに繋がっていると思います。
お客様の満足度を下げないために、クレジットカードだけでなく、Apple Payなど現金以外の決済方法に対応していきたいですが、決済手段ごとに端末が変わると、オペレーションが煩雑で、アルバイトの教育コストもかかってしまいます。そういう意味で、1台の端末で対応できるということは、コスト削減に繋がり、とてもありがたいです。」
「キャッシュレス決済は会計が早く、お釣りを間違える心配がありません。エアペイ導入前は、金額によって現金とカードを使い分けるようなイメージがありましたが、少額でもQR決済される方もよくいらっしゃいます。一度キャッシュレスに慣れると、現金に戻らない印象です。そのため早く対応したほうが商機を逃さないのでお店にとってのメリットは大きいです。また現金が不要なので金額を気にせず少し多めに購入されるお客様もいらっしゃいます。」
7.エアペイ(AirPay) の導入費用は2020年3月の初期費用0円キャンペーンの後でも0円に
エアペイでは、2020年3月31日まで、通常19,800円かかる初期費用が0円になるキャンペーンを実施しています。このキャンペーンでは、期間内に消費者還元事業加盟店登録を済ませることで、iPad、カードリーダーが0円でもらえます。
ただし、4月以降の申し込みでも、申し込み月の6ヶ月後の月末までに審査に通過すれば、カードリーダー代が0円になります。iPadは希望者のみの購入なので、iOS端末を持っているなら期間外でも初期費用0円で導入可能です。
8.おわりに
エアペイ(AirPay)は29種類の決済に対応したサービスです。導入費用を0円にでき、決済手数料以外の費用は一切かからず、決済手数料も3.24~3.74%と業界最安価になっています。
(キャッシュレス・消費者還元事業の加盟店になれば、2020年6月まで決済手数料を業界最安価の2.16%にすることもできます。)
使い方、導入方法も簡単で、年中無休のサポート体制、マニュアルが充実しているのでお店の負担が少なくてすみます。
エアペイ導入による集客アップ、コスト削減を検討してみてはいかがでしょうか。